2016.04.11
肩こり腰痛と温熱療法
こんにちは
先日、西葛西の河川敷で桜満開の花見を楽しむ方々を見ながら
春を感じ黄昏る今日この頃です。
さて、本題にはいります。
3月の後半から腰痛で、診させて頂いていた患者さんがようやっと動けるように
なって、「楽になった」と言っていただけました。
働き盛りの年齢のためかなり、お仕事で無理をされていた様子で、毎回来院時は
目の下にクマを作りながらフラフラでやってきます。
腰痛の症状が出たのは、突然だったようで日頃は腰痛や肩こりをしない元気もりもりで
頑丈な体が自慢だと言っていました。
しかし、残業での徹夜や休日出勤の日々が続くに連れて腰や身体全体が重くなるのを
感じ始め膝裏がジンジンと痛むようになって来たとのことです。
それでも、我慢して激務についていましたがついにため込んだ疲労のダムが決壊して
激しい腰痛にみまわれて来院する羽目に。
話を伺うに、下半身への痺れなどがないことから神経の圧迫はなく腰背部に腫れや熱感も
認められない、各種腰痛テストを行った結果「ぎっくり腰やヘルニア、座骨神経痛」などは否定
されました。
結果的に、肉体的な疲労に加えて精神的な疲労も加わり負担の大きい腰に影響を及ぼして
痛みにつながっている状況でした。
自覚症状でも、下半身の冷えが最近気になっているようで、入浴後すぐに冷えてしまう、
耳鳴りもするとのことで、「腰痛に関連する筋肉に対して処置」「内臓に対するケア」を目的に
治療を開始しました。
張っている筋肉の周りと腎気が通る経絡上にお湯で熱したステンレスの球と広範囲に対してホットタオルをのせて
周辺が温かくなったところで、全身をもみほぐし凝り固まった筋肉を弛緩させるといった治療を行い。
最後に膝裏、踵に程よく温めたタオルを載せて身体が温かくなったところで終了。
一回目は、腰の違和感は多少残るものの身体が軽くなったと喜んでいただけました。
しかし、身体の不調や腰痛が軽減すると必ずといいていい程無理をするのが働き盛りの性。
案の定、腰痛を悪化させてカムバックしてきました。
念のため、神経など以上がないこと腫れなど以上がない事を触診して効果の出ていたメニューを
行いました。
最後に、日常的にできる腰痛防止をお伝えし心にお灸をすえて様子を見てもらうことに。
ここで、行った治療は東洋医学的jな考え方を主として証立てをしました。
激務が続いて、体の中の元気が不足して体を支えられなくなり元気の不足によって体を温められず
下半身が冷えて行ってしまう。
この、元気を補充するために人間や動物に備わっている気が出入りする経穴に温球を
乗せて使いすぎた元気を補充してあげるという考えです。
温泉は、疲労回復に効くと古来から言われ日本人にとってなじみあるケアの方法ですよね、
この原理に今回の治療法は似ているかもしれませんね。
とにかくここで、一番言いたい事は「身体を休ませて労わって上げることも仕事の一環ですよ」と
いうことです。
お粗末さまでした。
リラックステーション
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